王子と秘密の甘い時間。


グィッ!!


先輩はそう言って私の腕を引いた。



気がつくと、私は先輩の下にいる。


「退いて……。」


私は怖くなって震え出した。


「震えてる?可愛いー。」


こいつ……、


狂ってる。


先輩は私のリボンに手をかける。


「止めて…。」

「無ー理。」


シュル……。


制服のリボンが先輩の手にある。


「や……だぁ、」

「可ぁ愛い♪」


助けて。


助けて。





慧斗!!!!!!


< 90 / 285 >

この作品をシェア

pagetop