金髪少女と憂鬱
「それは私がやります!!だからお父さんは自分の部屋をやって頂戴」


お母さんが段ボールから花瓶とか鏡とか取り出して、次々配置していく


お父さんの部屋って言うか、お父さんとお母さんの寝室じゃないか・・・


「全く・・・」


お父さんはさりげなく「ほんと、世話が焼ける・・・」と笑いながら言ってリビングを出ていった


「栗栖!!早く自分の部屋やっちゃいなさい!!こんなに早く戻ってきてー」
「はいはい」


ガムテープの山をゴミを入れている袋に投げ入れる


リビングのドアを開いて、階段を登る


お父さんは寝室のベッドを運んでいる途中だった


頑張りやさんだな・・・


さて、私も頑張らないと!!
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