金髪少女と憂鬱
まだ何もない殺風景な部屋


綺麗なフローリングの床に白い壁
窓からは綺麗な海が見えていて―ってさすがにそれはないよね


窓を開けて、日本の空気を吸う
・・・やっぱり、フランスとは全然違うな・・・


「栗栖ーっ!!ベッドを運びにいくわね!!」

お母さんの声が聞こえた数秒後、お父さんとお母さんがベッドを持って私の部屋に来た


「は、はやくない・・・??」
「ふふっ♪そうかしらー♪」


お母さんが笑いながら私の部屋のすみに(といっても、かなりスペース使うんだけど・・・)ベッドを置く


お父さんもベッドを置いて一息つく


お母さん、嬉しそうだな・・・


まあ、いままで全然会えなかったお父さんと会えたんだもの、当たり前かな


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