金髪少女と憂鬱
「ちょっと、休憩しましょうか??」


お母さんが私のベッドに座る


「一通り仕事を終わらせてからな」
「えー!!??嫌だよー」
「サーシャ・・・」


呆れた風のお父さんだけど、その顔は優しさが溢れている


お母さんは最高の笑顔をお父さんに向けている


「とりあえず、私の部屋とリビングを整理しようよ」


「栗栖ーっ、自分の部屋をさりげなく先に整理する、なんてお母さんが許さないわ~」
「ちっ、バレたか」


お母さんが「私の部屋とお父さんの部屋もね☆」と付けたし、リビングに降りた


「俺もいくか」
「じゃあ、私も・・・」


お父さんは少しだけ間を置いて立ち上がる


「お前は自分の部屋をやってていいぞ」


お父さんが指で部屋のすみに(ベッドの反対側)ある段ボールの山を指差す


「はいっ・・・」


上手く笑えた、よね??
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