2番目の恋人
「そうだね……ちょっとずつでも、過去にしていくよ。」
過去にしていかないと……
「そうと決まれば!!ちょっとそこのウェイターさんっ!」
「えっ!?詩織!?」
さっきここにケーキを持って来てくれたウェイターさんを勢いよく呼んだ詩織。
周りからの注目、ヤバいからっ!!
「はい。」
近づいてきたウェイターさんを改めて見る。
確かさっきの紙に書いてあった名前は、樋口洋介[ひぐちようすけ]さん。
「今日何時に終わるんですか!?」
なっ!!
これじゃ逆ナンみたいじゃん!!