2番目の恋人


「そうだね……ちょっとずつでも、過去にしていくよ。」


過去にしていかないと……


「そうと決まれば!!ちょっとそこのウェイターさんっ!」


「えっ!?詩織!?」



さっきここにケーキを持って来てくれたウェイターさんを勢いよく呼んだ詩織。



周りからの注目、ヤバいからっ!!



「はい。」


近づいてきたウェイターさんを改めて見る。



確かさっきの紙に書いてあった名前は、樋口洋介[ひぐちようすけ]さん。



「今日何時に終わるんですか!?」


なっ!!



これじゃ逆ナンみたいじゃん!!



< 216 / 339 >

この作品をシェア

pagetop