2番目の恋人


―――――――――……



「……ん」


「莉緒、起きた?」



「んん―…」


「家に連絡しなくて、大丈夫か?」



……家。



「ん……今日もお父さん、お仕事遅いから大丈夫。」

「そっか……」



優しく笑いながら、頭を撫でられる。


「よかった……」


「ん?」


「夢じゃなくて……」


目覚めたら夢だったなんて、イヤだから……



「はぁ―…」


深いため息を吐く皐。



あっ、ウザく思われたかな……



「なんなわけ、マジで……」


「ご、ごめん……」



――ギュッ



えっ……



「可愛すぎだろ。」


っ///



「莉緒、可愛くなりすぎ。」


あ、甘い///



皐が甘すぎるっ!!



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