2番目の恋人
「さ、皐?」
「ん?」
「本当に……皐?」
「はあ!?」
ベッドに寝転んだままの会話。
しかも抱きしめられて寝てたわけで、距離が近く皐の叫ぶような声が耳にキンキンと響いた。
「俺じゃなければ、誰だって言うんだよ」
「い、イヤ……その。」
「お前は俺じゃないヤツに抱かれるのか?」
「ち、違っ…「もう一度俺か確かめさせてやろうか……?」
――ゾクッ
ニヤリと笑みを見せる。
こ、この怪しい笑みは間違いなく皐だっ!!
「い、いいです!」
「そんな恥ずかしがるな」
「イヤイヤイヤ。」
全力で拒否してるんですっ!!