部活恋愛!
「えーっ。曲決めらんないじゃん!」


「仕方ねぇだろっ!後で決まったら教えっから!」


そう言うと、俺は練習に戻る。

校舎の窓からは、まだ不満げな顔が俺を見ていた。


「はぁ…」


ため息を吐くと、隣から部員の幹也(ミキヤ)がニヤニヤしながら言った。


「祐介部長ー、部活中に夫婦喧嘩してんじゃねーよ!」


「…っ?!なっ…、誰が夫婦だっ!くだらねぇ事言ってねぇで、さっさと練習しろっ!」


グラウンドに、俺の怒鳴り声が響き渡った。

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