部活恋愛!
その日の帰り道…ー。


「祐介っー!」

「ん?あぁ、美鈴」


スポーツバックを片手に歩いていた俺の肩を、美鈴がポンッと叩いた。


「今帰り?」


「あぁ。お前こそ、何か今日遅くねぇ?」


自然と、並んで歩く俺たち。

それは、何だか心地のいい時間だった。


「窓から祐介見て練習してたら、すっごい時間経っちゃって」


「…っ?!は、…え?」

ドキッ、と俺の心臓があばれ始める。


今の言葉は、美鈴が好きな俺にとって、凶器以外の何物でもない。


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