部活恋愛!
ミーティングが終わって、俺はすぐに白い紙を持ってある場所へと走った。


……多目的室。


吹奏楽部の、部室だ。


「…っ、はぁ」


扉の前で呼吸を整えていると、後ろから声をかけられた。




「…あれ?永倉じゃん。どーかした?」


「あ…、麻生(アソウ)」


麻生は、美鈴の友達で俺のクラスメイトだ。


「悪いんだけど、美鈴呼んでくんねぇ?」


「あー、はいはい。ちょっと待ってて」


と、麻生は扉を開けて叫んだ。


「美鈴ーっ!ダンナが呼んでるよー!」


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