ぼくらのハーモニー Ⅲ
あのときの俺やけだったなぁ・・・
笑えてくるな。
いきなり俺のこと嫌い?とか聞いちゃったし。
なんなんだよ。
俺って、なんなんだ!
てか、俺も軽く告白した?
・・・なわけないか。
てか、まず南方のあの言葉。
『好きだよ』
はどっちなんだよ。
ああああ
考えるだけでもう授業なんてしらねー。
授業?
食べ物ですかーッ!
「お前、授業中何考えてた?」
涼太は呆れ顔で聞いてきた。
終業式時間割が終わり、俺らは一緒に帰ることにした。
「は?」
「授業中めっちゃ頭かいてたから。」
「あー・・・。なんだっけ?」
「っは~ありえん。お前ってなんなんだよ。」
「そう。俺何者?」
「いや・・・こっちがきいてるんだけどな?」
「そっか。」
「てか、返事は?」