ぼくらのハーモニー Ⅲ
え?
・・・嬉しいはずなのにいきなりすぎてリアクションとれない。
「だから、こんな俺だけど付き合ってくれない?」
「・・・。」
今更、恥ずかしくなって顔が赤くなる。
私は、もっていたハンドタオルで顔を覆った。
「南方?!」
涙がいつのまにか止まらなくなっていた。
「ちょちょ!」
へなへなっと地面にすわりこんだ。
「南方?!」
本当に?
本当に好きなの?
うちとなんかと付き合ってくれるの・・・?
ありがとう
ありがとう・・・!
3 yuta hara
嘘・・・
なんでこんなに泣くんだよ・・・
何でだよ!
「南方!ごめんこんなこといって・・・。」
「あ・・・と。」
「・・・え?」
「ありがとうッ!」