ぼくらのハーモニー Ⅲ
「はぁ。いみわかんな。」
愛がいった。
「なんで、だめなのかいみわかんないんだけど。ミスなかったし。」
「マジで、そう思ってるの?」
2 yuta hara
「は?」
清田は不機嫌そうに柚希をみた。
「マジで、ノーミスって思ってるの?」
柚希も負けなかった。
「音はずさなかったジャン。しかも誰もだよ?!納得いかなくない?!ね?愛華」
清田は峰に同意を求めた。
「ンー。そうは思わないけど。」
峰は、きっぱり言い切った。
「え?何?はずしたの?」
清田が尋ねる。
「はずすわけないじゃん!」
峰がきれる。
「だいたい、こんなこともわからないなんてよく三年間音楽やってきたよね?!こんなんで満足いくわけ?」
「は?ミスしなかったでしょ?それとも誰かしたの?誰!!!!?????」