ぼくらのハーモニー Ⅲ
「は?なんで副部長?部長やれよ!」
「音程がわからない俺がやっていいのか?あ?」
「あ、そうでした~ゴメンネェ~。」
「ッ!」
「つーか、部長にも副部長にもなれなかった奴がいうことでもないよね~。」
愛華が言った。
「は?木管部長だけど!」
「言っとくけど、この人数じゃ仕方ないじゃん!三年が7人だよ?!部長、副部長、木管部長、金管部長、コンミス。もうこれで6人使うじゃん!こんなのね、ありえないよ!あんたなんか、ねあんたにしかできないってものじゃないんだよ!あんたしかやるひとがいないからやったようなもんじゃん!部長、副部長なめてんなよ!」
「ったく、お前ら餓鬼すぎんだよ。」