ぼくらのハーモニー Ⅲ
♪第四楽章 流れない星
1 yuta hara
「・・・ハァ。」
「・・・。」
隣で、南方がため息をついた。
俺は何も言えなかった。
部活は完全に崩壊だ。
こんなんでコンクールで賞なんか・・・
「・・・ハァ。」
俺もため息をついた。
あっちも何も・・・
「・・・大丈夫?」
言った!
「あ・・・。」
「え?どうしたの?」
「いや・・・え?」
「ン?どうしたの?」
「・・・ッ!」
なんでだよ・・・・
情けないよ
俺。