ぼくらのハーモニー Ⅲ
『そういうことだから。』
「あ!待って!」
『何?』
「ゆ・・・・。・・・。」
『かわってほしいの?』
「いっいや!そうじゃない!」
『そうなの?』
「・・・・ハハ。」
『素直に言えばいいのに。じゃないと俺、とりにいくよ?』
「・・・代わってください。」
『それでいいんだよ(笑)チョット待ってろよ。』
涼太が柚希って呼んで、柚希が何?って尋ねる。
これって家のよくある風景とかじゃないのか?
涼太が、原って伝えた。
柚希は、答えなかった。
『イヤだって。』
「え?!」
『・・・え?あ?・・・あぁ。』
「どうした?」
『原は、私をどうおもって・・・いますか。バイ柚希』
「・・・伝言かい。どう思ってるって・・・。」
『や、っぱりどーも思ってないんだーいいですよーどーせ副部長ですよー。バイ柚希』
ったく、直接言え。
直接!
「今どこ?!」
『・・・来るつもりですか?』
「行くよ!おい涼太!あいつとっつかまえてろよ!」
通話をきった。
俺はすぐ、家を出た。