ぼくらのハーモニー Ⅲ
5 aika mine

「・・・別れ・・たの?」

「・・・ん。」

「・・・・・・・そっか。」

「・・・。」

「・・・でもなんで?」

「…色々嫌なの。」

突然柚希に呼び出され、公園まで来た。

「部活が荒れて、責任が多くて、友達関係もボロボロで、好かれようって努力してるのが辛い。」

「そりゃ大変だ。」

「だから、好かれようってするのやめた。」

「・・・そうなんだ。でもさ、それは原だけに・・・なの?」

「うん。ほんとのこと言うと、原の気持ちよくわからないんだ。噂でも、原が・・・。」




原は言っていたらしい・・・

「おーい!原!上手くいってるー!?」

「いかねえよ!てか、興味ねえし。」

「はー?そうなの?」

「これは内緒だけどな。」

「・・・お前。」

「まぁメールで言おうかなとは思ってるよ。」

と。





「ふられるより、先にフッタってこと?」

「・・・・・・。」

「・・・まぁいいんじゃない?柚希がそれでいいなら!」

「・・・。」

「興味ないって言ってたんだから、仕方ないよ!うちは、どんなときでもオーエンしてるよ!」

「・・・ッ!ありがとーッ!」










「俺、そんなこと言ってねえよ。」
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