ぼくらのハーモニー Ⅲ
疲れた。
でも、ありがとう。
うちには、見えてくるものがあった。
原ばっかり見てて、周りのフォローに気付けなかった。
後輩が声かけてくれる、気遣ってくれる。
同級生が相談のってくれる。
みんなみんなありがとう。
「柚希!」
「愛華~!」
「あれ?今日合奏やるよね!?」
「もち!頑張ろうね!」
「あ!そういえば、木管と喋った!?」
「げ・・・。」
まだそれがあるのか・・・
「ないっす。」
「よっし!ここは高橋を使おう!」
愛華は言った。
「ええええ?!無理です!やめてください!」
「先輩命令ね!」
「意地悪です・・・・。」
朱莉。
ありがとう。
遂に、コンクールなんだ!
あと3日後!
絶対入賞してやる!