私と彼の歩く道


「迷惑…?」


「そう。郁斗みたいなのと、付き合ってる友達とか、ホント迷惑だから」


その言葉に、ア然としてしまう。


確かに、優子が郁斗を嫌いなのは知ってたけど…。


「そんな言い方って…」


「だって、香織は進学を捨てたんでしょ?」


「え?」


何、言ってるのよ。


「私、見たの。この前の昼休憩に、香織たちがしてた事…」




< 102 / 203 >

この作品をシェア

pagetop