私と彼の歩く道


それが嬉しくて、ついニヤけちゃう。


「おい。何で笑ってるんだよ?」


「ごめん、ごめん。意味ないの」


ちょっと怪訝そうな郁斗を見て、話しを戻した。

「ねえ、抽選券て何?」

「祭りの最後に抽選があって、賞品が当たるんだよ」


「へえ~。面白そう」


お祭り自体、まともに行った事がないもんね。


「絶対に行くから!楽しみ」




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