私と彼の歩く道


えっ!?


誕生日!?


郁斗の言葉に、ハッと我に返る。


そういえば、今日は…、


私の誕生日じゃん!?


「忘れてた。ていうか、家族みんな忘れてる!?」


「何だよそれ」


郁斗はそう言いながら、大笑いをした。


「ったく、ムード台なしじゃないか」


「ごめんね」


でもね、私でも忘れてた誕生日を、郁斗が知ってくれてて、


本当に嬉しかったよ。




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