私と彼の歩く道


こういう時、校則の緩い学校で良かったって思う。


指輪って、不思議だね。


こうやって、はめていると、郁斗が側にいるみたいなんだもん。



「早く、放課後にならないかなぁ」


小さくため息をついていると、優子が嫌悪感いっぱいの目で、通り過ぎた。



無視よ、無視。


もう、優子なんて、友達じゃないから。




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