私と彼の歩く道


「また、お前らか~」


アッサリと警察官に捕まった私たちは、近くの派出所へ連れて行かれた。

「で?今回は何だ?」


郁斗も含めて、みんなふてぶてしい態度を取っている。


まさか、私まで警察のお世話になるなんて…。



「仲間割れ…」


誰かが、ボソッと呟いた。


「なるほどね~。で?彼女は?」


警察官が、私に目を向けた時、郁斗が割って入ってきた。


「こいつは、関係ねえよ!」




< 137 / 203 >

この作品をシェア

pagetop