私と彼の歩く道


「関係ない事はないだろ?」


警察官がそう言ってる時、ふと自分の指に目が止まった。


あれ?


指輪がない!!


確かにつけてたよ。


何で!?


慌てて、辺りを見回しても、それらしき物は見当たらず…。


「香織?」


郁斗に呼び止められて、ハッと我に返った。


「ないの…」


「ないって何が?」




< 138 / 203 >

この作品をシェア

pagetop