ん、大好きだよ。
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「…颯?朝だよー?」
「………ん」
柔らかく優しい声と、
微かに、トーストのこんがり焼けた香りで、目が覚めた。
目の前には、にっこり笑っているひかり。
「…おはよ。仕事、大丈夫なの?」
「…ん…今日は余裕あるんだ」
「えっ。てっきりいつも通りだと思って…ごめん、起こしちゃった」
反省するように、しょんぼりするひかり。
そんなひかりも、可愛いと思ってしまう俺。
「わっ……」
腕をひっぱって、バランスを失ったひかりを、
自分の胸に抱え込む。
ふんわりと、ひかりの香りがする。
そして、そのまま
「…んっ」
ひかりに、キスをした。