ん、大好きだよ。
部屋の隅に掛けられた、猫のカレンダーを見ながら、顔を赤くしている。
「……颯が、告白してくれた日…だよね?」
「そうだけど…その言い方やめてよ」
俺が一方的って感じじゃん。
…や、実際そうかもだけど。
「ふたりの記念日だから、さ」
「…うん」
「ふたりで、出かけよ///」
去年は、丸一日仕事だったから行けなかったから。
今年こそは! って思って、
なんとかオフにしてもらったんだ。
「…へへ///颯とお出かけなんて、久しぶりだね」
頬を、両手でおさえながらニヤニヤ笑いながら楽しそうなひかり。
「ニヤけすぎ(笑)」
「だって嬉しいんだもん」
素直にその言葉が嬉しすぎた。
ひかりとそんな何気ない話をするのは楽しくて。
気付けば、もう仕事の時間が近づいていた。