ん、大好きだよ。
■1章
□一緒に住まない?
「ひかり」
私が大好きな声で、私の名前をよぶ彼。
―――松野颯。
肌寒い冬の夜の外、待ち合わせた公園にて。
「ごめん、寒かったよね?」
「ううん、大丈夫!…ところで、話ってなに?」
"話があるんだ"
そう言われて待ち合わせた私たち。
まさか、変なことじゃないよね……?
颯は、あたりを警戒して、そっと私に耳打ちした。
「ここじゃなんだから、……あったかいとこ入ろ」