ん、大好きだよ。
…さて、俺も帰るか。
優樹の車を見送って、俺も車に乗り込む。
いつもより車を急がせているのは
少しでも早くひかりに会って…、
抱きしめたかったから。
家につけば、
ふんわり灯る部屋の電気。
もしかして、起きてたりする…?
そんな淡い期待を持ちながら、そっとブラウンのドアを開いた。
「た…だいま……?」
電気がついているはずなのに、返事がしない。
電気がついているのに返事がないなんて…。
だんだん不安になってくる。
「え、…ひかり!?」
慌ててリビングに行くも、誰もいない。