ん、大好きだよ。




愛しい人の名前をぽつりと呟き、


そっと髪に触れた。


……あ。


言っとくけど俺、まだ怒ってるんだからね?


明日は、きちんとひかりに詳しく話を聞くつもり。


…そうでもしなきゃ、仕事が手につかねぇし。






「んー………そお…」


「…ん?」


「……ぉかえり…」


「…///」




ただ単純に、呟いた寝言が嬉しすぎた。


……どこまで可愛いんだよ、ひかりは//


狙って言ってんの?




「………」




…なわけないか。


俺は小さく




「ただいま」




そう囁いて、そのままキスを落とした。


…別に、許したわけじゃないからな?



……ただ、ひかりが可愛すぎたから。





< 26 / 56 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop