ん、大好きだよ。
愛しい人の名前をぽつりと呟き、
そっと髪に触れた。
……あ。
言っとくけど俺、まだ怒ってるんだからね?
明日は、きちんとひかりに詳しく話を聞くつもり。
…そうでもしなきゃ、仕事が手につかねぇし。
「んー………そお…」
「…ん?」
「……ぉかえり…」
「…///」
ただ単純に、呟いた寝言が嬉しすぎた。
……どこまで可愛いんだよ、ひかりは//
狙って言ってんの?
「………」
…なわけないか。
俺は小さく
「ただいま」
そう囁いて、そのままキスを落とした。
…別に、許したわけじゃないからな?
……ただ、ひかりが可愛すぎたから。