ん、大好きだよ。
「…はよ//」
目をこすりながら、小さなあくびをしてる。
…全く、無防備すぎなんだよ(笑)
「…ひかり、寝癖やばいって」
「えっ、嘘!?」
ピンッ、と跳ねた前髪を指差した。
慌てて前髪を隠して、ベッドから降りようとした、
その腕をつかむ。
「……洗面所、行くだけだから」
まだベッドの温もりを感じているのか、ひかりの頬はピンクに染まっていた。
「……俺に、話さなきゃいけないこと、…ない?」
あえてここは低い声で微笑んで言う。
首を傾げてきょとんとする。
…分かんないとか、言わないよな?
「…昨日、俺が仕事中に何してた?」
そんな質問に、不思議そうなひかり。
「相澤さんと遊園地に…」
「…は?遊園地?」
場所は初耳で驚いたけど、それ以上に驚いたのは
「…颯、知らなかったの?」
予想外の、ひかりの言葉。