ん、大好きだよ。
そして、ほんのり頬をピンクに染めた颯は、
小さく笑いながら話し始めた。
「今日はさ、ひかりの笑顔のために…ここ選んだんだ」
「私の笑顔?」
颯はコクッと頷き、恥ずかしそうに咳払いをした。
「ほら、ひかりって子どもっぽいじゃん?」
「なにそれ(笑)」
「だから、こういうとこ好きかなって…笑顔になれそうな気がして」
私を見て、優しく微笑む。
すごく嬉しい。
颯となら、いつだって笑顔になれちゃうのに。
「ひかりが笑ってると、俺まで笑顔になれるんだ」
「…颯っ」
「……大好き、ひかり」
本日2回目の、告白。
ねえ神様、今からこんな幸せでいいのかな?
あまりにも嬉しい告白で、思わず颯に抱きついた。
「わっ//ひかり、人いるって//」
水族館の真ん中で、抱きあう私たち。
いつもの私なら、恥ずかしくて絶対やらないはずなのに。
……幸せだからかな?
そんなことを考えながら、私は颯に
「…大好き」
そう、小さく呟いた。