ん、大好きだよ。
朝っぱらから本当に刺激強すぎだっつの。
ていうか、俺が意識しすぎなのか?
いや、だとしてもあんな無防備なひかりが悪いでしょ!
昨日だって、結局……ねぇ?
「……ねぇ」
ふと、か弱いひかりの声が聞こえた。
「どうしたの? …難しい顔して」
「え、あ、…」
不安そうに首を傾げる。
その姿にもまた、ドキッと胸が鳴る。
「なんでもないっ…」
「じゃあなんで、そんな私から離れてるの?」
気づけば、ひかりから離れてベッドの隅にいた。
慌てる俺に、今にも泣きそう。
「やっ、ちがくて…」
「……っ」
慌ててひかりに近づき、抱きしめた。
…時折、ひかりの肩がビクンと揺れ、啜り泣く音が聞こえた。
やばい、これ完璧泣いてる。
「ご、ごめんな」
「……ヒクッ…」
「…ごめん、まじごめん」
ひかりを慰めるように強く抱きしめる。
俺は何やってるんだろう、と思いきり反省した。
「…な、ひかり…」
「ばかぁ…」
泣いているせいか、うまく聞き取りにくい。