記憶のパズル
拓未君は私たち全員の顔を見回して、ある人物でその行動がストップした。



陽だ。




たぶん、まだ会ったことが無いのだろう。





「拓未。俺たちのクラスに転校してきた若葉陽だ。陽。弟の拓未」


「若葉…?もしかして…」





拓未君は驚いた顔をしている。



そこに拓未君の言葉を遮るようについ最近聞いた人の声が聞こえてきた。




「拓未君ー!!」




結羽さんだ。



息を切らして肩で息をしている。




「…電話で聞いた声…」
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