記憶のパズル
そこで拓也の家に着き、拓也と別れた。




「じゃあな」


「さようなら」



「バイバイ」


「またな」




玄関前で挨拶をして別れた。



拓也の家から少し離れたところで結羽が思い出したように声を出す。




「なに」



「椎さん。私のこと、結羽さん、なんて呼ばないでください」



「え?」




なんか俺の周りには名前の呼び方のことで大声だす人多いな(実際拓也だけ)。




「私のほうが年下ですし」


「…わかった」
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