記憶のパズル
「食べる!!」
「食う!!」



3人の声がシンクロする。


あまりの迫力に拓也は一歩退いて。
私は驚いてメニューから目を離して由依たちのことを見ていた。




「食べることを忘れるぐらい歌いたかったのか…?」


「あはは…」




呟く拓也の声は私には聞こえたものの3人はメニューを取り合いながら全く聞いていなかった。




「ハニートーストがいい!」



手を挙げて最初に注文したのは日菜。



「あ、私もそれがいい」



日菜と同じものを頼む私。



他3人はメニューを見てまだ悩んでる。



あれから10分は悩んでると思うけど…。
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