記憶のパズル
驚きすぎて思わず立ってしまった。


「水樹」


「…はい」


「うるさい」


「すみません」




しゅんとしてわたしは静かに座った。


ななななななんでそんなことになってんの?!


意味わかんない!!!




「あの、なぜ付き合ってると思いになっているのでしょうか」


「先週の木曜日だっけな…。


夜に水樹と若葉が2人で歩いてんのみたから」



あ…。


陽の家に中学の時のアルバム見に行ったときだ…。




「確かに、2人で歩いてましたけど、決して付き合ったりはしてません」


「へー…。じゃあ、水樹、若葉のこと好きだろ?」



………。
< 168 / 214 >

この作品をシェア

pagetop