記憶のパズル
そして。




「じゃ、椎またね」



「う、うん…」




何も聞けぬまま陽と別れてしまった。




帰り道は、拓也と拓未君と帰る。




「……」






「お兄ちゃん。椎さんなにかあったの?」



「さあ?」






黙り混んでいる私を見て拓未君は拓也に話しかける。



本当に、お邪魔していいのだろうか。




「椎?」



「…あ、なに?」




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