記憶のパズル
ニッコリ笑っている陽が後ろに。




な、なななな…



「なんで…?!」




「コンビニに用があって。椎がくる前にって思ったんだけど、間に合わなかった」




苦笑いする陽。




「そう、なんだ……」




「ボーッとしてたから。驚かせてごめん」




無言で首を横にふる。




自然に足が歩き出した。




隣に並んで陽の家までの道のりを歩く。
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