記憶のパズル
頭を押さえる私。




「あ、ごめん…」




扉の向こうで謝る陽。



私は少しずつ扉から離れた。





「ごめん…大丈夫?」



「うん…私もボーッとしていつまでも扉の近くにいたし…」





扉を完全に開けて陽が入ってきた。




2つコップをおいたお盆を持って。





そのお盆をベッドと机の右横にある窓の間におく。
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