近くに居るのに。



「ひよりんは自分を攻めないで。付き合うだけが恋じゃないから。今ひよりんに気持ちを伝えられて最高に嬉しいから」

「れの」

「だから自分を攻めたりは絶対にしないで?」


れのはうちから離れた。



「俺、しんとひよりんが絶対にまた一緒になれるって信じてるから…」

「うん」



ベンチから空を見上げると蝶が舞い降りた。



れのの隣には気づけば大きな荷物。





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