近くに居るのに。
「でも中津さんの顔見たら嫌われるって思って…。ごめん!怖い思い今までさせて!不安だったよね」
真琴くんは見た目から想像出来ない優しくて純粋な人だった。
「大丈夫だよ。本当のこと分かったから」
「ありがとう。俺こんな汚い金髪頭も黒に染めて普通の男子高校生になるから。真面目にはならないけど」
真琴くんは笑った。
「ははっ!ワックスとかで決めたら?」
「そだね!ってかそれ常識!」
真琴くんと話が盛り上がった。
全然いい人だった。