近くに居るのに。



「でも中津さんの顔見たら嫌われるって思って…。ごめん!怖い思い今までさせて!不安だったよね」


真琴くんは見た目から想像出来ない優しくて純粋な人だった。



「大丈夫だよ。本当のこと分かったから」

「ありがとう。俺こんな汚い金髪頭も黒に染めて普通の男子高校生になるから。真面目にはならないけど」

真琴くんは笑った。


「ははっ!ワックスとかで決めたら?」

「そだね!ってかそれ常識!」


真琴くんと話が盛り上がった。


全然いい人だった。





< 170 / 259 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop