近くに居るのに。
「しかも私は彼氏いるので」
「かれん〜」
かれんには生徒会長の水樹先輩という彼氏がいる。
水樹先輩はかなりの超絶イケメンで集会なんて奇声で集会になんてならない。
でも誰も水樹先輩に告りはしないんだ。
なぜかって?
彼女がかれんだからさ。
あはは。
「じゃあひより、あんたどうせ暗くなったら帰れないんだからもう帰ろ?理科確か授業最後だったし」
「うん」
うちはかれんの隣を歩きながら理科室から教室に向かった。