近くに居るのに。
「お兄ちゃん?」
「茜がひよりに会いたいってやばいんだうひょー」
「え…お兄ちゃんそれで機嫌がいいの?」
「そだよ!だってひなたの妹なら可愛いに決まってるって」
お兄ちゃん、彼女さんにまでうちのことそういう風に話すのやめて、はあ。
「んで、ひよりはなんかあったのか?」
「今日補習終わったから明日しんと遊園地行く」
「ずりいよ!あの可愛くてイケメンな彼氏よりこのひよりそっくりのイケメンお兄ちゃんと行こう!」
「お兄ちゃん…」
「良かったな、ひより」
お兄ちゃんはふざけてたけど優しい笑顔になった。