近くに居るのに。
ーーーしんside
なんだよ!
入院って。
ひよりなんで黙ってたんだよ!
俺は病院が近いからダッシュで向かっていた。
間に合え。
――――――
―――――
――――
ダッシュで行ったかいがあり病院に早く着いた。
俺は中津ひよりの病室に誰よりも早く走り向かった。
―バン!
「しん!」
そこには一つのベッドを囲む皆の姿が。
「ひより!ひより」
そこには意識のないひよりが居た。
俺はふいにあの時の夢香が遮った。