近くに居るのに。



「ひより!目を覚ませよ!やだよ…追いてくなよ」


俺は気づいたら涙が止まらなくなっていた。


「しん…」


れのも隣で俺の肩を撫でた。


心拍数を表す機械に出されたひよりの心拍数はどんどん下がっていく。



「先生!心拍数が!」

「…………」


先生は悲しい顔をしている。





< 250 / 259 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop