近くに居るのに。
「何だよ、忘れろって」
「しん…ひよりん苦しかったのにこんなに俺らのこと考えてたんだね…」
ひよりはすげーよ。
どんなに偉大な偉人に比べても敵わないくらいすげーよ。
ひより。
俺、もっとお前と居たかった。
一分も二分も無駄に出来ないくらい愛しかった。
俺、ひよりのお願いはもう少ししたら聞いてあげる。
いや…
もう少しじゃ足りないな。
しばらく、ってかずっとひよりを好きで居させて。
愛させて居させて。
これが俺なりの幸せ。
ただ誰かと結ばれるだけが恋愛じゃない。
これも一つの愛の形だと思うよ、ひより。
今日も、これかもずっと、
早瀬しんは、
中津ひよりを
愛しています。
―END