近くに居るのに。



「おい、ひなた」

水樹は知ってるからやばいって顔してる。


今頃ひより絶対裏切られたとか思ってるし。


この目の前のギャルを思い切り殴りたいけど女を殴るのは趣味じゃねーから止めとく。



「今度、そんなこと言ったら許さねえ」


俺は思い切りガンつけて教室を出た。


女はビビってた。


水樹も女を睨んでた。



俺は早く家に帰って訂正したくて足を速めた。


階段を下りて二年の下駄箱を通ろうとしたとき。





< 35 / 259 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop