近くに居るのに。
『あっ中津さん』
「うちに何か?」
『あー、とりあえず中庭行かない?』
私達は中庭に移動した。
『あのー俺、前から中津さんのこと好きだった』
嘘だあ。
前まで女の子と歩いてるの見たし。
『付き合っ「ごめんなさあああい!」
私は中庭から駆け出した。
かれんのいる教室に向かって走り出し駆け込んだ。
「あ゛あ〜」
「あーらお疲れー」
かれんは携帯を片手に机に座っていた。
「またフッタの?」
「チャラいもん」
「そっか」
かれんはうちの鞄を持った。
「水樹迎えに行ってから一緒にバス停まで行こ?」
「そーだね」
うちとかれんは生徒会室に向かった。