近くに居るのに。
『おい早瀬!なんでお前女の子に生まれなかったんだよ!』
「は?」
男子がもうしんに惚れかけてる。
つーか…惚れてる。
「これなら完璧優勝ね♪ひより♪」
「かれん、お世辞ならいいから」
「いいえ♪」
うちとしんは教室から体育館のステージ裏に向かった。
「ひより♪」
体育館に入りかけたとき自分の分身をみた。
「おっお兄ちゃん?」
「おう!俺ひよりにそっくりじゃねえ?」
お兄ちゃんは完璧うちに成り切ってる。
でも背が高すぎて違和感が。