近くに居るのに。



たわいない話をしばらくお兄ちゃんと話してたけど、

「中津。行くぞ…」

「え?」


しんに無理矢理腕を引かれお兄ちゃんから離れた。


「しん?」

「黙ってろ」


いつの間にか手を繋いでた。


皆にジロジロ見られながらステージ裏についた。


「しん?」

「恥ずかったんだよ!兄貴といちゃついてるのみてて!ただそれだけ!」

「は、はい…」


うちとしんの間にシーンとした空気が流れた。





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